遺言執行人

遺言によって遺産の相続が行われるという際には、その手続きなどを代表して行う人を決める必要があります。
その代表者となる人こそが「遺言執行人」として呼ばれる人なのですが、それではこの人はどういった役割を担うのでしょうか。
まず最も重要な役割となるのが「認知」や「推定相続人の廃除・取消」です。
認知とは「法律上は婚姻関係にない女性との間に生まれた非嫡出子を子どもとして認め、親子関係を発生させる手続き」として説明することができます。
被相続人が亡くなった後で認知の要求が来たという場合にはこれに対応し、その訴えが正しいものであればその非嫡出子も相続人となりますから、認知の手続きを取らなくてはなりません。
また「推定相続人の廃除・取り消し」ですが、そもそも「推定相続人」とは何かと言うと、これは「相続開始時に相続人になるべき者」ということです。
つまり推定相続人の廃除・取り消しとは「推定相続人となる人の相続権を取り消す」ということになるのです。
基本的にあまり発生することは無いのですが、その推定相続人が被相続人の生前に著しい非行や、虐待をしたというような場合、その人は遺産を受け取るべきではないと考えるのが通常です。
その事実が認められた場合、執行人はその権利を持って相続をさせないことができるのです。
ただこの場合には家庭裁判所に対して申し立てをする必要がありますし、廃除された推定相続人の直系卑属は代襲相続ができまるということには注意が必要です。
これらのことは執行人以外にはできないため、執行人となった際には適切にこれらの問題や事務作業に取り組む必要があります。

 

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